北海道胆振東部地震災害のお見舞いを申し上げます。
被災された皆様に、おかれましては
一日も早く復旧されますことを心からお祈り申し上げます。
一般社団法人全国酪農協会

全酪新報/2018年12月1日号

「5年未満の廃用割合4割超える」御影庵主宰・阿部氏が解説――初産比率3割超え、国内生乳生産に影響

2018-12-01

阿部亮(あべ・あきら)氏(畜産・飼料調査所御影庵主宰)は11月22日の全国酪農協会主催の酪農基本対策委員会で講演。「(乳用雌子牛は1年間に全国で25万4千頭出生している一方)約25万頭の乳牛が廃用、子牛の損耗(死亡)約4万2千頭と合わせて30万頭程度が失われていた」(2016年度)と生産基盤拡大の課題である頭数減少の要因8項目を多角的に分析した結果を報告した。5年未満の若い牛の廃用割合が約4割も占めていることや、牛群検定データでは初産比率が約3割まで高まり「国内の生乳生産にも影響を及ぼしている」ことを問題視。「乳牛の供用期間短縮が大きな影響を与えている」と今後取組むべき構造的な課題を強調した。

お断り=本記事は12月1日号をベースにしておりますが、日々情勢が急変しており、本ホームページでは、通常の態勢を変えて本紙記事にその後の情報も加えた形で状況を掲載するなど、一部記事の重複などが生じることもあります。ご了承ください。

「乳用雌子牛5年ぶり増頭へ」――家畜改良センターが2017年度の届出情報を公表

2018-12-01

家畜改良センターはこのほど、2017年度の乳用種出生頭数の届出情報(個体識別)を公表。それによると、ホルスタイン種の雌牛は26万265頭で対前年比3.9%増、ジャージー種やその他乳用牛を合わせた乳用雌子牛全体では26万3753頭(同)。生乳生産量の維持・拡大に向けて乳用後継牛の確保が喫緊の課題となるなか、乳用雌子牛が5年ぶりに増頭傾向で推移していることが明らかとなった。


2016年度の乳用雌子牛は25万3903頭で、2017年度は約1万頭増。一方、乳用雄子牛の17年度の頭数は19万5091頭(6.4%減)で、10年度より減少傾向が続いている。


また、乳用牛群検定全国協議会が今年5月7日より運用している乳用子牛の出生頭数を予測するシステムによると、18年度の乳用雌子牛は27万6700頭。同協議会では、今後も増加傾向で推移すると見ている。

「天皇杯に内ヶ島さん夫妻(熊本)」――2018年度農林水産祭式典

2018-12-01

農水省と日本農林漁業振興会は勤労感謝の日である11月23日、東京・代々木神園町の明治神宮会館で2018年度農林水産祭式典を開催。畜産部門の天皇杯に選出された酪農家の内ヶ島賢勇・美津代さん夫妻(熊本県山鹿市)を表彰した。内ヶ島さん夫妻は、家族で牧場を経営。高泌乳を追い求めず、高い乳質で高収益を実現しているほか、1日1人当たりの労働時間は7.1時間とゆとりもしっかり確保している点が高く評価された。


式典には、大島理森衆院議長、郡司彰参院副議長らが来賓で出席。安倍晋三首相のメッセージとして「今回の受賞者は自らの経営にとどまらず、ふるさとの農林水産業の発展に力を注がれた。そのような取り組みは全国の農業者の模範となるものであり、地域に活力と豊かさをもたらし、強い農林水産業と美しく活力ある農山漁村の実現に結びつくと確信している」と読み上げられた。

「高原さん(北海道天塩町)に黒澤賞」――日本酪農青年研究連盟

2018-12-01

日本酪農青年研究連盟(山本隆委員長)は11月14日、静岡市内で第70回日本酪農研究会を開催した。酪農家など関係者280名が参加し、7名の酪農家が経営概況や酪農への思い、将来展望などを発表。審査の結果、高原弘雄さん(北海道天塩町)が黒澤賞(最優秀賞)を受賞した。


最優秀賞を受賞した高原さんは、実家の牧場が2004年の台風被害により牛舎が全壊。厳しい経営状況が続いたことから、07年に勤めていた愛知県の会社を退職して就農。放牧酪農に転換する決断をした。現在は、経産牛42頭を飼養。自動車メーカーで学んだ無駄を省いた生産体制の構築に取り組み経営改善を進めた。


高原さんの経営について、審査委員長を務めた秋田県立大学生物資源科学部の鵜川洋樹教授は「Uターン就農時に牛舎や機械、牛、経営状況などを総合的に判断し、経営方針として放牧酪農を選択した。具体的な取り組みでは、ライジング・プレート・メーターを活用した放牧地利用の改善や放牧地のレイアウトを変更し、放牧圧を高め草地利用効率を上げる取り組みを行った。その結果、濃厚飼料給与量が減少し乳飼比が8%まで低下。所得率は上昇し、労働時間も削減され成果を上げている」と高く評価した。


高原さんは「今後は施設の老朽化と労働力の高齢化に備え、より一層の生産効率向上を目的に牛舎の新築と増頭を計画している」と展望を語った。


発表者の氏名と演題は次の通り。


▽優秀賞・川初伸司さん(北海道)「家族と共に歩む酪農経営~ゆとりと工夫で挑戦」▽改善賞・玉根満晃さん(宮城県)「地味に地道にコツコツと。当たり前を確実に。」▽努力賞・𡈽井良太さん(静岡県)「将来輝く生活をするために」▽奨励賞・新村慶一さん(宮崎県)「一人でも、できる酪農を」、永禮淳一さん(岡山県)「融合」、伊藤昭憲さん(千葉県)「目指せ70!!」。

「地域・土地守るのが使命」全酪協・馬瀬口弘志会長――酪農の意義を強調

2018-12-01

全国酪農協会(馬瀬口弘志会長)は11月22日、都内で18年度酪農基本対策委員会を開催した。当面する酪農対策を議論するために同協会役員、会員・関係団体等で組織しているもので約50名が出席した。委員会の冒頭、馬瀬口会長は開催にあたり酪農の意義、必要性について「酪農は農業の基になる。酪農家自らが自分たちの存在意義、生きる道を切り開いていかなければならない」と述べた。その上で、「戸別補償や所得補償などいろいろな表現はあるが、酪農家の所得を補償する対策が必要だと訴えてきた。政治的な施策はあるにしても最終的には酪農家が最後の負の部分を背負い込んでいる危機感がある。地域や土地を守り文化伝統を守る。そこに汗する人については国がしっかりと支えていく。これが酪農の使命だ」と述べ、新たな日本版酪農の構築を目指す姿勢を示した。


また、酪農会館の建設に触れ「ほぼ完成し、だいたいの姿が現れてきた。箱モノを作るだけではない、何としても日本の農業を守っていく基本となる。完成の暁には意思の結集の場であり、力の結集の場として大いに活用いただきたい」と述べ、組織の垣根を越えた意思の結集の中で力強く次代に今ある酪農の姿を伝えたいと強調した。

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