乳滴/2019年12月10日号
10歳若返るために

インターバル速歩(そくほ)を実践すれば10歳若返ることが出来るという本が出た。「ウォーキングの科学 10歳若返る、本当に効果的な歩き方」(講談社)で、著者は能勢博先生。
子どもの頃から落ち着いていた私は高校生ですでに「親父」と呼ばれた。義母を連れて入ったレストランで夫婦と間違われた四十代の頃は笑って済ませたが、50歳を前に電車で若者に席を譲られるようになり少し悩んではいた。
「若返り」の言葉に惹かれ購入、インターバル速歩の効果が科学的な根拠とともに分かり易く解説されている。さらに直後に牛乳を飲むと一層効果的とのこと。(ここまで読んでやっと以前Jミルクセミナーで「ややきついと感じる程度の運動後にコップ一杯の牛乳を飲むと熱中症になりにくくなる」という能勢先生の講演を聞いたのを思い出した)。
これとは別に「歩行速度は人間の運動機能と関連しており、歩みが遅い人は速足の人よりも運動機能が早く低下するほか、顔も年齢以上に見られる傾向がある」という趣旨のネットニュースを最近読んだ(元ネタは米国の医学情報サイト)。今までの私は街中でたいがいの人に抜かれながら歩いていたが、今は抜く方になった。特別な道具が不要、好きな時に出来るのも魅力だ。