全酪新報/2023年6月10日号
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「酪農存続へ対応すべき」自民党酪政会で多岐にわたる意見――酪政連、飼料の広域流通支援などを要望

2023-06-10

自民党酪政会(森英介会長、千葉11区・衆議)は6月7日、東京・永田町の自民党本部で総会を開催した。酪政連(佐藤哲委員長)から、適正な乳価形成や国産飼料の広域流通支援、消費拡大の推進など要請内容を聴取。議員からは適正な乳価形成の仕組み作りや自給飼料増産の推進、離農防止に向けた対応の必要性など酪農の存続に向け多岐にわたる意見が上がった。-詳細は全酪新報にてご覧ください-

お断り=本記事は6月10日号をベースにしておりますが、日々情勢が急変しており、本ホームページでは、通常の態勢を変えて本紙記事にその後の情報も加えた形で状況を掲載するなど、一部記事の重複などが生じることもあります。ご了承ください。

「牛乳消費低調に推移、8月値上げへ消費拡大推進を」――Jミルク23年度見通し・5月26日公表

2023-06-10

Jミルクが5月26日に公表した2023年度需給見通しによると、今年度の生乳生産量は北海道、都府県ともに前年を下回り、前年度比1.5%減の741万8千㌧の見通し。1月時点見通しより下方修正した。一方、牛乳生産量は8月からの飲用乳価引き上げの影響から、3%減の予測。足元の家庭消費は低調に推移していることから、8月の乳価引き上げに向け、今後も消費拡大の取組が求められる。


生乳生産量のうち、北海道は0.5%減の423万3千㌧、都府県は2.9%減の318万5千㌧。なお、生乳生産の見通しでは、経産牛の早期リタイア事業における効果は考慮していない。


消費面では、8月からの値上げの影響から牛乳類は2.9%減の444万2千㌔㍑。うち牛乳生産量は3%減の305万3千㌔㍑。牛乳の内訳を見ると、学乳が0.2%増の34万8千㌔㍑、業務用は2.1%減の28万9千㌔㍑。家庭用は3.7%減の241万6千㌔㍑で8月以降概ね5%程度を下回る予測。


用途別では、飲用等向けが3.1%減。一方、乳製品向けは0.3%増の見通し。このうち、4月からの価格改定の影響からチーズ向け4.2%減、生クリーム等向け4.9%減。その結果、脱脂粉乳・バター等向けは5%増の189万6千㌧と大きく上回る予測。


このため、23年度末の脱粉在庫はJミルクの22年度在庫対策のうち、今年度繰り越し分(1万300㌧)を加味しても9万7400㌧(51.3%増)と依然高水準を予測、23年度事業分は考慮していない。一方、バターは3万500㌧(5.7%増)の見通し。


なお、都府県の生乳需給は生乳供給量316万4千㌧(2.9%減)に対し、飲用向けが331万4千㌧(3.3%減)。これらから北海道からの移入量は1.3%減の47万3千㌧。飲用最需要期である9月の移入量も振るわず、5万3千㌧(3.4%減)と予測している。


6月10日号記事2-図

「交牧連の酪農家が牛乳の日に感謝のメッセージ」――SNS活用

2023-06-10

酪農乳業関係者が積極的に消費拡大運動を展開している6月の「牛乳月間」。6月1日の「牛乳の日」には、地域交流牧場全国連絡会の会員がツイッターやインスタグラム等のSNSを活用し、酪農家を応援し支える人々に対して『ありがとう』の気持ちを伝える取り組みを実施した。


牛乳を飲んで応援してくれる消費者をはじめ、乳業、指定団体、組合、行政、運送業者等へ感謝の気持ちを伝えることが目的。一昨年や昨年も同様の取り組みを実施し、SNS等で酪農家が関係者に向けて発信した。


インスタグラム上でも多くの酪農家が写真とともにメッセージを掲載。「私たち生産者を支えてくれる方々へ、牛乳・乳製品を愛し手にとってくれる皆様へ、そして我が家のレディー達へ伝えたい。いつも支えてくれて、応援してくれて、元気にお乳を出してくれて、ありがとう!!Happy Land安達牧場は、この先もずっとおいしい生乳を皆様にお届けできるよう、我が家のレディー達とともに、牛歩で爆走し続けます!」(北海道・Happy Land安達牧場)。


「美味しい牛乳を飲んでくれてありがとう!私たち酪農家が、毎日楽しく仕事が出来るのは、皆さんのたくさんのありがとうに囲まれているからです。今日は、私たちからみんなへありがとう伝える日!本当にありがとうございます!!これからも沢山飲んでね~」(神奈川県・柿澤牧場)――などと感謝の気持ちを投稿した。

「成田空港でミルクのおもてなし」――Jミルク、訪日外国人観光客へLL牛乳3千本を配布

2023-06-10

Jミルクは6月1~2日、「ウェルカムミルク」と表し、成田国際空港内で訪日外国人観光客にLL牛乳をプレゼントした。2日間で約3千本を配布、ミルクで『おもてなし』した。


今回の取り組みは、農水省と連携した「牛乳でスマイルプロジェクト」の一環。農水省の畜産・酪農緊急対策パッケージにおける「牛乳乳製品のインバウンド等消費拡大緊急対策」を活用している。LL牛乳(200㍉㍑)の配布を通じ、訪日外国人観光客に国産牛乳のおいしさを広め、滞在中のインバウンド需要の喚起のみならず、帰国後の日本産牛乳・乳製品の消費促進を図り、輸出拡大につなげたい狙いだ。


農水省と日本乳業協会も協力し、外国人観光客へLL牛乳とともに日本の酪農乳業を英語で紹介したパンフレットを手渡した。


今後も全国の主要国際空港で、訪日外国人観光客へ牛乳を配布するイベントを実施予定。このほか消費拡大の取組として、国内の観光地で国産乳製品を活用した料理やスイーツの試食販売、東・東南アジアを中心とした現地でのPRイベントを2023年度内に予定している。

「クリーン化学工業㈱の新社長に大島道文氏が就任」

2023-06-10

クリーン化学工業㈱は先般開催の第37期定時株主総会ならびに取締役会において役員を選任。大島道文氏(前専務取締役)が代表取締役社長に就任した。太田哲郎前代表取締役社長は退任し、オリオングループホールディングス㈱の代表取締役会長に就任している。


役員人事ではこのほか取締役に酒井繁德氏(オリオングループホールディングス代表取締役社長=COO)、監査役に松下英樹氏(同監査役)がそれぞれ選任された。

連絡先・MAP

一般社団法人 全国酪農協会
所在地 〒151-0053
東京都渋谷区代々木1-37-2
酪農会館5階
電話番号 代表(総務部):03-3370-5341
(業務部・共済制度)
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(指導部・全酪新報編集部)
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