乳滴/2017年9月20日号

酪農家の正確な現状は

2017-09-20 乳滴

酪農家全戸に経営実態や今後の経営展開等をアンケート調査してきた酪農全国基礎調査を中央酪農会議が今年度、3年ぶりに実施する。労働条件の実態調査を今回から重点に加えたのが特長だ。回収率が高く、今後の酪農家戸数・頭数・生乳生産構造の変化等、非常に価値ある調査として毎回、各方面で活用されている。


酪農家の正確な現状を知ることは重要だ。例えば「1戸当たりの経産牛頭数は、増加傾向で推移。経営規模の大規模化が拡大」(農水省)。これが一般的イメージでは。


しかし、畜産統計による今年2月1日現在の成畜飼養規模別頭数を見ると、都府県は、30~49頭層が8.6%減と最も頭数減少率が高く、50~79頭層で1.2%増と増えているが、80~99頭層は3.5%減、100頭以上層も0.9%減。また、規模別飼養戸数においても30頭飼養層以上を見ると80~99頭層で29戸増えてはいるが、それ以外の階層では減少している。


1戸当たり飼養頭数は平均値であるので、必ずしも大型化しなくて中小規模層が離脱した場合でも増加することになる。北海道においても成畜飼養頭数は20~79頭層までは増加しているが、80~99頭層(10%減)、100頭以上層(1.4%減)となっており、必ずしも大規模層でも乳牛は増えてはいない。

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